ワイルドシーサー コザ

ムエタイ修行編⑥

ムエタイ修行編⑥

2019年10月22日 114

スリンから帰り、翌日か翌々日くらいにジムの人に試合に出るか?と言われました!

まだデビューして間もない自分は、試合するのに心の準備が必要だったのですが、せっかくタイまで来ているので気持ちを奮い立たせて即答で出ますと言いました!!

この時点で試合まで残り10日くらいだったと思います。

試合まで短い期間でしたが、やれるだけやりました。

ただスパーリングだけは、ほぼやらなかったのでそれだけが心配でした(>_<)

試合する場所は、ルンピニーやラジャのような聖地では無く、サムイ島という離島でやることになりました。

この時はサムイ島までがどれくらいかかるか知りませんでした。

バンコクからバスで8時間、フェリーで1時間半かかりましたΣ( ̄□ ̄|||)

移動で半日、とても疲れたのを覚えています(*´Д`)

サムイ島に到着したのが朝方で、その日の夜が試合だったと思います。

ちなみにサムイ島はリゾート地で海がとても奇麗でした☆

会場はサムイ島のチャウエンスタジアム!

試合のフライヤー!

何故か名前がタカユキ(;'∀')

 

試合開始は夜の9時開始でした( ゚Д゚)

緊張よりも体のダルさの方が勝っていました。。

センモラコットジムからは、自分とエルさんを含めた4名が出場!

自分は、タイ人vs日本人ということで一応国際戦だったのでメインに抜擢されましたΣ(゚Д゚)

自分なんかで忍びなかったです。。

対戦表!

ここでの名前はタスヤ(;´∀`)

 

試合が始まり、最初の若手の二人は1勝1敗でした。

試合前にワイクー(試合前の師匠に敬意を表す踊り)を踊ることは聞かされていたのですが、全く練習していなかったので他の人の試合で必死に覚えました。

何となく自分の中でワイクーのイメージが出来たところで、セミファイナルのエルさん登場!

エルさんは4RTKO勝利でした☆

そしていよいよメインイベントの自分の番!!

時間は夜11時くらいだったと思います。

相手は自分より身長がはるかにデカく、175cmくらいはあったと思います。

最初のワイクーが始まり、リングの四隅に回り見様見真似の挨拶みたいなのから始めました。

相手も同じように四隅を回っていましたが、回り終わったら何故かそのまま踊らず、自分のコーナーに戻ってしまいました。

恐らく自分が日本人だから踊るのを止めたのだと思います。

なので自分も気まずいので踊るのを止めました。。

そして、試合開始!

1Rは様子見でお互いあまり手を出さなかったと思います。

2Rに入り、相手が右ミドルを放ったのをカット出来ず腕で受けたらめちゃくちゃ痛かったのを覚えています。

これをまともに受けたらヤバいし、速くてカット出来ないと思ったのでバックステップで避け、下がらされたのを覚えています。

自分がミドルを放ったらカットされ、相手のミドルは当たってしまうという展開でした。

3Rも同じような展開!

4Rに入り、首相撲の展開が増え、もちろん相手の方が首相撲も全然上手いので何も出来ず膝をもらいまくっていたとき、膝が金的に入る。

たまらずうずくまったら、レフリーがダウンを宣告Σ( ̄□ ̄|||)

金敵のアピールをめっちゃしましたが、ダウンは変わらずカウントが続く。。

頭にきてダウンを取り返そうとパンチで猛反撃したら意外とパンチが入って初めて相手が下がる。

4Rが終わり、パンチでいけるんじゃないかと思った自分は最終ラウンドもパンチで行こうと思いましたが、セコンドからはもっと蹴れの指示。

やっぱムエタイは蹴りじゃないとダメだったみたいです(;^_^A

5Rは相手が勝利モードだったので全然攻めてこない。。

自分は負けているのが分かっているのでドンドン攻めるが、簡単にいなされる。

結局何も出来ないまま試合終了し、5R判定負けでした。。

初めての5Rでいい経験にはなったのですが、何も出来なくて悔しくて泣きました。

ジムの皆に慰められ、皆に感謝しました。

試合後の腫れた顔(+_+)

 

試合の翌日は、ジムの皆で海に入りました!

皆水着が無いので、キックパンツで泳ぎました(笑)

そしてその日の夕方、同じ時間をかけてバンコクへ戻りました。

試合は負けてしまいましたが、今思えばとてもいい経験が出来ました☆

ちなみに試合後に食べたタイのうどんみたいなやつがあたってしまい、また下痢が止まらず帰りの道中がとても心配でしたが、帰りのバスにトイレが付いていたのでとても助かりました(*´Д`)

 

次回、ムエタイ修行編 ラスト

続く。。